精油の特質について

精油の取り扱い

精油の原液は非常に高度に濃縮された液体です。
例えば、ラベンダーの精油には、
その200倍もの重さのハーブ中にある芳香成分が凝縮して含まれています。
ローズの場合は、なんと1000倍以上になります。(AEAJ調べ)

刺激が強いので精油を直接肌に塗ったり、飲んだりしないようにすることはもちろんのこと、
間違った使い方をすると危険なこともありますので、
取り扱う際には以下の注意事項を守って安全にお使いくださいね。

精油の使用方法について

1.原液のまま肌につけない

精油は原液のまま肌につけないよう注意してください。
マッサージに使用する場合は、
必キャリアオイルなどで1%程度に希釈して用いてください。

point11_6ヨーロッパなどでは原液をそのままつけることもあります。
原液の直接塗布についてはアロマテラピー講座で学ぶことができます。

2.精油を絶対に飲まない

精油は絶対に飲まないでください。ヨーロッパの一部の国では、医師の指導により、
医療行為として内服を行うことがありますが、精油の中には経口毒性をもつものがあり、
専門知識無しに行うのは危険ですので、絶対に飲まないでください。

point11_6精油は日本ではまだ雑貨扱いです。
ヨーロッパ(ドイツ)では薬品として扱われているので、薬局に売っています。

3.妊娠中は芳香浴程度に使用を留める

妊娠中は、軽い芳香浴くらいの使用に留めて、
マッサージ(トリートメント)やアロマバスでの精油の使用は念のため控えてください。

でも、実は精油は一般に言われているほど、妊婦に対する危険性はありません。
芳香浴ではほとんど問題ありませんので、安心して使ってください。

マッサージ(トリートメント)であっても、
1%程度の濃度で行う限り危険性はまずありえませんが、
デリケートな妊娠中の身体を考慮して、念のために控えてください。

<妊娠中に使用を控えたほうが良い精油>
クラリセージ、ペパーミント、スイートマジョラム、
スウィートフェンネル、バジル、パセリ、ジャスミン
サイプレス、ジュニパー、ローズマリー、
シダーウッド、ミルラ、レモングラス、セージ、

 

4.精油は可燃性物質

精油は引火する可能性があるので、台所などの火気まわりでの使用には十分注意しましょう。

5.精油の保管方法

高温多湿を嫌うため、キャップをしっかりしめて、冷暗所に保管しましょう。
保存期間は開封してからおよそ1年
柑橘系の精油(オレンジ、グレープフルーツなど)は半年

6.子供、高齢者、3歳以下の乳幼児への使用について

3歳未満の乳幼児には香りを楽しむ方法(芳香浴)以外は控えたほうが良いでしょう。
ベビーマッサージは、キャリアオイルのみで行います。
子供や高齢者への使用は、通常の量の半分以下から行い様子をみます。
ラベンダーやオレンジなどの、刺激の少ない精油から始めてみるのがお勧めです!

7.パッチテストについて

トリートメントなど、直接皮膚に塗布して使用するときは、
安全性確認のため、使用前にパッチテストを行い、
異常がないことを確かめることをおすすめします。

パッチテストとは
希釈濃度に従ったトリートメントオイル(通常1%、フェイシャルなら0.5%)を、
前腕部の内側に適量塗り、24~48時間放置します。
その後、皮膚にかゆみや炎症などの異常が起こっていないかを確認します。
パッチテストで異常があった場合は、その時点で大量の水で洗い流します。

8.光毒性(ひかりどくせい)について

ベルガモットやレモンなどの柑橘系果実の精油は皮を圧搾して作られています。
これらの精油は光があたることによって反応し、肌に刺激を与える成分
含まれていることがあります。

ですのでこれらの精油の入ったバスソルトやキャリアオイルに使用する場合、夜に使用するようにしましょう。
日中に使用し太陽の光にあたると、皮膚が炎症を起こすことがありますので、
外出前や外出中に使用するときは十分ご注意しましょう。

point11_6オレンジ・スイートは柑橘系ですが、光毒性がないのでOKです。

まずは芳香浴から

精油の取り扱いはある程度知っていると安全ですし、
安心してアロマテラピーを実践できますよね!

1種類だと鼻も慣れてくるので、
まずは好きな香りを3~5点ほどそろえてみてはどうでしょうか?
「いい香り」と思うのは自分自身にあった香りですので、
いい香りに包まれて、リラクゼーション効果を堪能してみてください♪

その後、成分や効能なども考えてブレンドしたりしていくと、
アロマテラピーがぐんと楽しくなると思いますよ!